文化・芸術

2008/04/21

南蛮の夢、紅毛のまぼろし

0804190018

府中市美術館に友だちと行ってきました。

企画展「南蛮の夢、紅毛のまぼろし」は予想以上に面白かったです。200年前の地図とか、ガラス筒の望遠鏡とか、西洋人を描いた掛け軸とか。友だちとつい話し込んでしまって、最後のほうは駆け足でしたが。

ここでクイズです。南蛮と紅毛の違いは何でしょうか?
答えは国語辞典に載っているはずです。

美術館、博物館など61施設で使えるぐるっとパスを使いました(2000円)。使い方によってはものすごくオトクです。いくつかメジャーな美術館は対象外なのでご注意。期限である2か月内に全部使うのはほとんど無理でしょう。たまたま施設の近くにきたときに気軽に入る、という使い方がいいのかもしれません。

地下鉄の一日乗車券とのセットもあります。

久々に美術館に行って、なんだか美術検定でも受けてみようか、という気分になりました。

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2008/02/23

【特集と連載】検索のツボ、広辞苑の誤り

通訳翻訳ジャーナル

『通訳翻訳ジャーナル』2008年春号の特集「翻訳者のためのパソコン活用検索術」として、「検索のツボ」という記事を書きました(48~52ページ)。現代の翻訳者が今使っている、また使うべき環境について分かりやすくご紹介しています。

「探している情報がパソコンですぐに見つけられる」と言い切れる自信のない方は、ご一読いただければお役に立てるかもしれません。

189ページの拙連載「デジタル翻訳者の道具箱」もお忘れなく。今回のテーマはお待ちかね、翻訳ソフトについてです。

道具箱の冒頭で取り上げた、広辞苑の誤りについての補足です。「在原行平」についても誤りが指摘されましたが、広辞苑の(少なくとも)第四版(1991)と第五版(1998)で、「最上級」の英語訳がsuperativeと記載されています。正しくは、superlativeで"l"が入ります。以下は第五版の1037ページです。

080223-193537-5th-excerpt

第六版では英語表記そのものがなくなっています(1090ページ)。

080223-194917-6th-excerpt

もちろん、広辞苑だけに問題があるわけではありません。前述の「検索のツボ」特集でも書いているように、どんな辞書も鵜呑みにせず、複数の辞書を 串刺し検索して確認した方がいいですね。

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2008/02/20

銀ブラしてみた

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大学の友人に再会した後、東京メトロ日本橋駅に行ってみたら拙作のポスターやっぱり張ってました。20日が最終日です。 なんだか例に使われてちょっといい気分(写真)。

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日本橋近くの丸善などの文房具店ではやっぱモンブラン(賞品で頂いた万年筆)がたくさんありますね。なんだか最近値上げしたそうで、マイスターシュトゥックは10万円近くになってました。なんか得した気分。株みたいにこのままもっと値上がりすると面白いんだけど。ポスターも万年筆じゃなくて宝石の宣伝だったりする。

銀座で、電線が地中化されているのはやはりすっきりしていいですね。

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今、銀座のギャラリーを舞台にしたお話を書いています。

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2008/02/14

吸血鬼・九掌篇(4)「血缶販売機」(期間限定公開)

グァヴァ ジュース(血缶ではありません)

 「神の悪戯か、ある年より吸血因子が突発的に顕在化し、従来比の二万倍の確率で吸血者が生まれるようになった。急増した吸血者と人類の争いは、絶望的に不可避であった。凄惨な「血の戦争」から二十二年。暫定休戦協定、続く国際協定(パクト)により共存の道が開かれた……」

続きはこちら(mixi内)
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昨年末にコンテストに提出した吸血鬼掌篇です。

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2008/01/29

吸血鬼・九掌篇(3)「南国吸血譚」(期間限定公開)

曇りのグアム

 「オリエント研究科の高宮から地中海の遺跡発掘調査への同行を依頼された。彼は地中海に小規模の吸血文明が存在したという奇妙な仮説を主張して、考古学学会から村八分にされていた。早い話が通訳代わりだが、ただでギリシア遊覧できるという話は見過ごせない……」

続きはこちら(mixi内)
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昨年末にコンテストに提出した吸血鬼掌篇です。

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2008/01/17

下北沢のヴィレッジ ヴァンガードにはまった

下北沢の扉

今日はIさんと下北沢に行きました。

下北沢のヴィレッジ ヴァンガード。本屋さんらしいのですが、本以外に、ノリで買うと後悔しそうなモノ、ほんとうに売れているのか心配したくなるモノなど、変なモノがいっぱい置いてあります。怪しさはドンキホーテにも通じるものがあるけど、特定のポリシーがあるぶん、明らかに濃いですね。一部をとれば、本屋さんにもそれぞれ似たコーナーがあるけど、これだけの密度と品揃えで集まると面白い。私は不条理系、自暴自棄系の後ろ向き文化はちょっと苦手ですが。政治家とか存在自体がシュールで異常なものは、すでにあるぶんだけでおなかいっぱい。

商品が具体的なモノとして形を成している場合でも、その形を補う、想像力や「なりきり」、遊びの要素は、依然として必要のようです。ならば、広義の言葉遊びとしての掌篇は、やはりまだまだ可能性があるのだと思います。

とてもお勉強になりました。

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2008/01/15

吸血鬼・九掌篇(2)「地下墓地の槌音」(期間限定公開)

ヴェネツィアの路地

「未知の通路は、無数のフレスコ画に彩られている。古代エトルリア人の残した異教の地下墓地(カタコンベ)へと通じているらしい。見る者もない画は、闇の中で遺骸と長い夢を眠るのだ。残り少ないマッチを点すと、画が鮮やかに浮かび上がった。男が双槌を両の手に……」

続きはこちら(mixi内)
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昨年末にコンテストに提出した吸血鬼掌篇です。

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2008/01/04

吸血鬼・九掌篇(1)「桶の中の妹」(期間限定公開)

京都・東寺

「衣服の様子 からは良家の子弟とも見えるが、薄汚れている。十六歳くらいか。少年は、広壮な屋敷の石段に腰掛け、澄んだ空に見事な龍形を成した夕焼け雲をぼんやりと眺めていた。 ……」

続き (mixi内)
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昨年末にコンテストに提出した吸血鬼掌篇です。

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2007/12/26

自殺願望を持つ少女が自殺をやめたくなるような童話

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「ルーサーは地面の中でずっと考えていました」

 ルーサーは地面の中でずっと考えていました。あ、ルーサーというのはジュウシチネンゼミの幼虫です。
 ぼくは何のために生きているのだろう。ぼくは本当に生きているのだろうか。地面の中をはいずり回って毎日が同じことの繰り返し。
 それはミミズの一言がきっかけでした。
「お前は十七年も生きられるんだ。いいよなあ」
「この退屈な土の中の世界でそんなに長く? それでも生きているっていえるの?」
「それはお前次第だな。でもお前は十七年後に必ず死ぬって決まってるんだ」
 なんだ。だったら別にいいや。なにもかもどうでもいいや。
 たくさんいた仲間たちは十七年目にみんなどこかに行ってしまい、ルーサーは独りぼっちになりました。それでもルーサーは独り、足の先をかじっていました。
 そんなルーサーにも変化が訪れました。ある日、今まで関心のなかった上の世界をどうしても見たくなったのです。ルーサーは力を振り絞って地面を抜け出し、太い木の幹を上り始めました。闇の中を登り続けて疲れ果て、ルーサーは眠りにつきました。
 目覚めたとき、外の世界は今まで見たことがないものになっていました。まぶしい光にあふれていました。その光に応えるように、自然に体じゅうから声があふれ出ました。
 そうか。これがぼくが本当にしたいことだったんだ。ルーサーはその日、一日中歌い続けました。赤い目を光らせて声の限りに歌い続けました。夕闇がすっかりあたりを塗りつぶすころ、ルーサーは疲れ果てて眠りにつきました。
 よおし、また明日一日、ずっと歌おう。
 次の朝。声を出そうとしても出ません。体もうまく動きません。地面の中にいすぎて、外はすっかり寒くなっていました。ルーサーが出てきたときにはもう冬が来ていたのです。
 ああ、ぼくはどうしてもっと早く気づかなかったんだろう。目が覚めたら、また新しい世界が開けるのかな。
 ルーサーは、ジジジッと声を上げましたが、それはもう歌とは呼べないものでした。

(798字/一・〇版)

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【番組紹介】ドキュメント“考える”「ベストセラー作家 石田衣良の場合」
(12月25日(火) 23:00~23:30 NHK総合 )

「直木賞作家・石田衣良氏に密着し、作品が生み出されるまでの一部始終を見詰める。石田氏は「自殺願望を持つ少女が自殺をやめたくなるような童話」を48時間以内に書き上げるという制約の中で仕事に取り組む。石田氏は頭に思い浮かぶプロットを1枚の紙に図式化するという独特の手法でテーマを熟成させていく。こうした作業の中で、もう1人の自分がストーリーを紡ぎ上げていくのだという。石田氏の創作の神髄に迫る。 」
http://tinyurl.com/yspyoe

上記番組で石田衣良氏に出された課題「自殺願望を持つ少女が自殺をやめたくなるような童話」を、24時間以内、800字以内という制限を加えてやってみました。

ちなみに、番組内では「ガチョウ」「光学」「草書」の3つの言葉を使う三題噺、という条件が加わっていました。

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2007/12/22

「吸血鬼/ヴァンパイア文学800・アート」賞 授賞式&文芸朗読/トークショーと公募の反省

浅草橋近くの神社

「吸血鬼/ヴァンパイア文学800・アート」賞 授賞式&文芸朗読/トークショーに行ってきました(まだイベントは引き続きありますので、興味のある方はどうぞ)。東氏と今野氏のベスト テンには入れていただいたものの、選には入りませんでした。朗読を聞くと、(朗読自体も良かったですが)やっぱりみなさんお上手ですね。題はうろ覚えですが、「オカシラサマ」と「吸血鬼の最後」は印象的でした。

酸っぱい葡萄めいてしまうのは覚悟の上で分析すると、入選作は完成度の高さもさながら、朗読をしっかり意識した作品が多かったようです。拙作「血筆――ブルートグリツフエル」(そしてその他9編も)は、「目で読む」ことに重点を置いていました。「朗読を前提に」と要項に書かれているのをきっちり受け止めるべきでしたね。

ただ、東氏が朗読用と別にベスト テンを選ばれたのは、私同様に朗読をあまり意識していなかった作品がけっこうあったのではないかと思います。最終目標は活字ですもんね。

それと、衒学路線は好みが分かれるのかも。作者の趣味にかなり無理してつきあわせるのだから、読者とのラポールができてないと成立しないかも。あらが見えると一気に興醒めという危険もあります。

また、拙作に関しては、古典的吸血鬼とは違う路線を追究しすぎたかもしれません。正統派はいまさらという気がして食指が動かなかった。あとは私は基本的に京料理風というか、塩分控えめ、薄味が好みなので、刺激が足りないと思われるのかもしれません。

とはいえ、今回は書くこと自体をけっこう楽しめました。

応募者の方たちと話す機会があればよかったんですけどね。お互いにお知り合いの方も多いようですが、私は新参者ですので。今後、そういう機会も作っていただければと思います。受賞された皆さん、おめでとうございます。次は負けないぜ! 関係者の皆様、お疲れさまでした!

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2007/12/10

『てのひら怪談2』刊行!

SANY5619 

拙作の怪談「蚊帳の外」が収録された、『てのひら怪談2』がポプラ社から刊行されました!

てのひら怪談―ビーケーワン怪談大賞傑作選 (2)

「蚊帳の外」―「万年助教授の『僕』が土佐の山村で出会う『怪』!」

ご感想もお待ちしております。

11月末には「吸血鬼」コンテストに10編提出しました。無理に書いたのではなく、書き始めるとけっこうアイデアが出てきたのです。もしかしたら最多数応募かとも思いましたが、これより多く出された方がいらっしゃったようですね。 「蚊帳の外」と同じような旧仮名遣いで1作書いてみましたが、友人にチェックしてもらうと間違いだらけでしたね。

それにしても出版社の方、ケータイ文学とはひと味違う、掌編の賞を作ってみませんか?(本気です) 

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2007/11/18

九段下駅で見つけた

やや、これは。

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メトロ文学館の拙作の詩がこんなところに。我が子なればこそ、こんな隅っこに隠れんぼしてても分かるのだ。

だが、大都会の情報の奔流の中では、これとてひとしずくにしか過ぎない……。

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2007/11/03

「モウグリの兄弟たち」がカブ スカウトで紹介

SANY6339

ラデャード・キプリング作、拙訳の「モウグリの兄弟たち」(『ジャングル ブック』より)が、横浜第103団カブ スカウトで紹介されました。

『ジャングル ブック』は、カブ スカウトのモデルとなっているそうです。

『ジャングル ブック』は他の作品と比べて、これまであまり注目されていなかったのですが、こうやって使ってもらえるとうれしいですねsmile_teeth ただ、訳のほうはちょっと前のものなので、恥ずかしいです。この作品は、あえて「子どもっぽく訳さない」という方針で訳しました。もともと原文には、子どもっぽさは微塵もないのです。また、次のような方針もありました。

  • 原文に含まれる文学的味わいは残して置き換える。つまり、原文より面白さが減るようなことがあってはならない。
  • さらに、翻訳時に偶然に発生した文学的味わいを加える(擬音やルビ、漢字への置き換えなど)。ただし、全体のバランスを崩さないようにする」

日本語としての「自然さ」よりも、翻訳的文体の味を重視しています。

それでも今もう一度訳すとしたら、訳し方の方針や基準が異なるでしょうね。原文に対する責任が生まれる「翻訳」よりは、創作のほうがやはり気楽だと思います。

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2007/11/01

『てのひら怪談2』に収録予定です

山村の屋敷……ではなくて北原白秋の家

拙作の怪談「蚊帳の外」が、ポプラ社刊『てのひら怪談2』に収録予定です。今から予約をされるといろいろ特典があるそうです。わくわく。

てのひら怪談―ビーケーワン怪談大賞傑作選 (2)

「蚊帳の外」―「万年助教授の『僕』が土佐の山村で出会う『怪』!」

今日、著者校正をしました。八百字は、怪談にはちょうどいい長さのように思います。これより長くても別にいいのですが、怖さのポイントは、意外にコンパクトなものです。

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2007/10/21

『遊歩人』に載りました (8回目)

蔵

『遊歩人』2007年10月号に、拙作「蔵出しの月」が掲載されました。800字版を西荻てのひら怪談に出しましたが、今回掲載されたのは300字版です。

↑ご感想のコメントもどうぞ!

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2007/10/20

メトロ文学館の中吊り広告が来た

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メトロ文学館入選の賞としてメトロ文化財団から、中吊り広告ポスターが届きました。あーはずかし。B3という大きさは、手に取るとけっこう大きなものです。

10~12月のあいだ、東京メトロ全線に掲載されるそうですが、私自身は貼られているところをまだみてません。実はレアものなのかもしれません。見かけた方はたぶんラッキーな方ですので、お知らせください。

以前に衆人環視の中、女子高校生が中吊り広告を取り外して持っていくのを目撃したことがあります。勝手に取ってゆくのはいけませんが、拙作の中吊り広告がそんな目に遭うとちょっとうれしいかも。

副賞として万年筆(モンブランのマイスターシュトゥック)と商品券も届いたのですが、これについてはまた後日。

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2007/08/29

カーディフ城と孔雀、Light Cave

3年前くらいに撮ったカーディフ城と孔雀の写真が、旅行ガイドに掲載される(photoのところをクリック)。
こんな写真でもタイミング合わせには気を遣うので、ささやかだけどうれしい。
Cardiff Castle

久しぶりに面白い建築を見つけた。Light Caveというらしい。
昼間見てもぴんと来ないだろうが、暗くなってから中央の切れ込みが灯りで満たされる。曲線と棚田のような構成もいい。これだけ気の利いた建築がもっと増えればいいのだが。

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2007/08/15

MiniCardsがやってきた

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(↑クリックで拡大)

アバウトミーのキャンペーンでもらったMiniCardsがようやく届いた。MiniCardsとは見ての通り、小型の写真入り名刺。厚みがしっかりしているのはいい感じ。また記載される事項は非常にシンプル。この割り切り方は、ある意味「いき」といえる。写真面は、つや消しだったのがちょっと意外。でもぴかぴかだと、指紋が付きやすいかな。写真は、ちゃんとだれかが考えてトリミングしてくれているらしい。細長くトリミングされるのだが、写真のポイントがきっちり収まっている。

私に会ったときは「MiniCardちょうだい!」と言ってみてください。運が良ければ好きなカードが選べます。

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2007/08/13

和太鼓の響き

富岡八幡宮太鼓の宴 ことぶき太鼓1

第12回富岡八幡宮・太鼓の宴「神々への響き」に行ってきた。昨年に続いて2回目である。昨今の神社は、場所によっては軽薄で偏狭な軍国主義賛美の風潮が嘆かわしいが、このような催しならもっと各地で見てみたい。太鼓は、この頃はやりの「サムライ」臭さがない、町人・農民の文化でもある。耳に入ってくる観客の会話からすると、出演者の家族が多いらしい。

私は太鼓についてなんの知識もない。だが、ざっとみるだけでも、太鼓には太鼓自体の大小、形状、音の強弱、高低、音質、打ち方の角度、打つ位置、速度、リズム、ばちの種類、打つ順番など多くの要素が絡むことが分かる。また鉦・笛・銅鑼・鈴などのその他の楽器もある。衣装、ばち投げ、小物などの演出もある。察するに、ばち投げには賛否があるのではないか。太鼓の技能そのものではないが、芸能であるから「見せ場」というものはある。お遊びの気楽さはむしろ好もしい。

ほとんどの演者は無表情である。和太鼓は無表情で打つという決まりがあるのかもしれない。能でも無表情の伝統はあるが。だが、ときどき実にいいカオで打っている人がいる。

参加グループの中では「すめらぎ」がよかった。名前にはちょっと驚いたが。洗練された複雑なリズムが心地良い。「ことぶき太鼓」の爺さんも格好良かった。

富岡八幡宮太鼓の宴 すめらぎ

富岡八幡宮太鼓の宴 ことぶき太鼓2

肩から掛ける太鼓が増えてきたようだが、エイサーの影響ではないだろうか。ご存じの方はご教授いただけるとありがたい。肩から掛けると、振り付けが自由になり、舞台内を演奏しながら移動できるという利点がある。だが和太鼓らしくはなくなるようでもある。むろん私は文化の変化に異を唱えるものではなく、今後どのように変わってゆくか楽しみである。

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2007/08/09

【怖】顔認識機能の怪

Technorati tags:

0707270005

 最近のデジカメには、たいてい「顔認識機能」というものがある。呼び方はメーカーにより違うが、要するに写真中の人物の顔だけを、カメラ本体や付属するソフトが検出して、そこにフォーカスできるのだ。撮影するときも顔がきれいに写るようにいろいろと自動で調整してくれるらしい。
 それは友人四人とキャンプ場で撮った写真だった。晴れ渡る夏の空をバックに、切り立った渓谷にかかる蔦の吊り橋。その下の川辺には大きな蛇紋石がひしめく絶景だ。我ながら構図の良さも冴えているが、買い換えたばかりのデジカメの画質は、パソコンの二〇インチモニタの大画面で拡大してみても満足のいく物だった。天気の良さで光量が十分だったこともあるが、眩しい陽光を跳ね返す木々の葉から、勢いのある渓流の細波、河原の小石のひとつひとつに至るまで鮮明で、細部の描写も申し分ない。
 新しもの好きの性で、およそ「新機能」と名がつくものには惹かれずにはおれない。私はさっそくアルバム ソフトの顔認識機能を試してみた。だがソフトのボタンを押しても、顔を示すはずの枠内にそれらしきものはない。何度クリックしても、そこに並んで写っている四人の顔ではなく、周囲の岩を示す。
 なにこれ ぜんぜん使えないね
 後ろから覗きこんでいた倫香だ。まったく、ここまで使えないとは。私は期待していた新機能に裏切られた気持ちであった。
 そうだな……いや、まて
 岩の表面に無数に浮き出しているのは、まさしく人面であった。

 (800字/1・1版)


某コンテストに出した怪談です。ご感想をどうぞ。

 

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2007/08/04

『世界に通じる学校』パンフ

拙著『世界に通じる学校――国際学校UWCの異文化理解教育』のパンフレットを作成しました。PDF形式でダウンロードできます。

http://cosmoshouse.com/works/uwc-book/

UWCというのは宗教でもなんでもなく、(むしろ特定の宗教と関係なく)、本気で世界平和について考えている人たちが作った学校です。世界平和なんて、映画やテレビのヒーローだけが口にする言葉と思われているかもしれません。でも若いうちにいろんな国の高校生が一緒に生活して学ぶと、いろんなことが見えてきます。

UWCは応募時に一年生の高校生ならだれでも出願でき、合格すれば奨学金がもらえます。

関心のある方に配ってくださいね。

uwc-book-hires

 

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2007/07/30

キャンプから帰りました

このキャンプは「オリキャン」、つまりUWC日本卒業生会主催の新奨学生のためのオリエンテーション キャンプです。

UWCの説明
http://uwc-japan.org/

むし暑さには参ったけど、将来が有望なUWC奨学金の新入生・在校生・卒業生ら若者と、夜更けまで話しをしました。かまどの傍の木製の長椅子に何時間も座って話したので尻が痛くなりました。

このキャンプには毎年行っていますが、毎年新しい発見があります。偉そうなことを書けば、人間というものが(主に精神的に)どれだけ成長するものなのか気づかされます。小説も、多かれ少なかれ主人公の人間的成長の物語ですしね。

UWCには、普通は経験できない貴重な機会が無数にあります。それらをどれだけ、どのように生かしていくかはその人しだい。またUWCに限らず、取り組み方しだいで、人生は大きく変わってゆく、ということも考えさせられます。

UWCの生徒の中からもっとクリエイティブ系の人が増えると嬉しいな。

UWCオリエンテーション キャンプ2007

(プライバシー保護の観点から念のため人物写真は除外しています)

 

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2007/07/12

東京メトロ全線に拙作の詩が掲載!

メトロ文学館の秀作に入選しました。
http://scope.metrocf.or.jp/gallery/bk_index.html
拙作の詩「眠り姫」が、美麗な写真とともに中吊りポスターになって2ヶ月間、東京メトロ全線に掲載されます。

それを読んだ国語教師が出来映えに感心して出版社に推薦し、国語の教科書に載る……というのは単なる妄想です。

蒼井優主演で映画化される……というのも妄想です。

10月からなのでまだ先ですが、見かけたときは大声で朗読してください。なんてね。

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2007/06/15

『遊歩人』に載ったよ(7)4か月連続

 

「三割引」『遊歩人』2007年6月号
『遊歩人』入手方法はこちら。
http://bungenko.jp/yhj/index.shtml#buy

mixi会員の方はこちらで読めます。

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18202974&comm_id=966220

x-ScrapBook

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2007/06/04

西荻てのひら怪談特別賞受賞

拙作の掌編「本々の神」で西荻てのひら怪談特別賞を頂きました。
http://blog.bk1.co.jp/genyo/archives/2007/06/post_959.php

西荻窪のこちらのイベントで配布されるとのことです。もう定員のようですが。

http://blog.bk1.co.jp/genyo/archives/2007/04/post_895.php

写真は池袋の本格ナシ・ゴレン。

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2007/05/03

『遊歩人』に載ったよ(6)3か月連続

ご無沙汰しております。

拙作の三百字小説「風邪の治療(ダマステスに騙されて)」が『遊歩人』2007年5月号に掲載されています。通算で6回、3か月連続の掲載です。拙作はmixi内で公開しています。

写真は井の頭公園。

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2007/01/23

撲滅・起承転結

ちと大げさな題だが、起承転結というのは、文章の一基本形にしかすぎない。これがきれいに当てはまるのは4コマ漫画くらいである。 一定以上の長さの文章は、起承転結ではなく、段落構成によるものでなければ筋道の通った文章にならない。

一部の国語教育では起承転結で何でも書けるような誤解を与えているが、論理的な文章、実用文章は起承転結で書くべきではない。「転」があっては論理に一貫性がなくなるからである。訳の分からない日本語文章の一因が、起承転結の一つ覚えであることは間違いない。「なぜ起承転結で書くか」ということすら生徒に考えさせないのが国語教育の現状だろう。

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2007/01/13

David Fokos

David Fokosの写真展を見に行った。

http://www.davidfokos.net/

(写真展は広尾で1/31まで開催)

http://www.emoninc.com/test/exhibition/david.html

廃墟というほどではないが朽ちかけた杭など、人間活動と自然の活動の境界にある存在たち。自然の美のみでもなく、人工の美のみでもない。写真というメディアによる構図の芸術。余分なものを一切入れないという思い切り、潔さが心地良い。このような潔さは、かつては日本人の美的意識にあったはずだが、すでに失われたものである。 理よりも情を重んじる人々には、合理的なそぎ落としはできないのかもしれない。

作品からは竜安寺の庭などが連想されるが、この空間の広がりはアメリカならではといえる。二次元的には、ロスコのような、存在感を持つ平面だが、それが写真であるという事実が空間の広がりを感じさせる。

モチーフとして水面が多く表れるが、霧などにより明確なテクスチャーは持たない。波紋や波のような一瞬を切り取るのではなく、時間の経過が切り取られているのだ。

写真家夫婦ともレセプションでお会いしていろいろお話しした。誠実できさくな人たちだった。

他の参加者には翻訳者の人がかなりいたようだ。もっぱら海外出身の翻訳者たちとずいぶん話をした。

http://www.flickr.com/groups/iki/
「いき」