【三百字小説】スティックス
「僕は僕の家をガタゴトゆらして通る貨物列車が羨ましかった。見知らぬ場所から来て、どこか遠い土地に連れていってくれるはずだ。小学校に行くのがいやでたまらなくなったある朝、ついに耐えきれずに列車に乗ってしまった…… 」
続きはこちら (mixi内)
吸血ものはちょっとひと休みです。
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「僕は僕の家をガタゴトゆらして通る貨物列車が羨ましかった。見知らぬ場所から来て、どこか遠い土地に連れていってくれるはずだ。小学校に行くのがいやでたまらなくなったある朝、ついに耐えきれずに列車に乗ってしまった…… 」
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「なにか心がざわつく日曜日の午後だった。高架列車の中には不吉なほどぎらぎらとした夕日が差し込む。まばらな乗客は、表面的な平和を共有していた。若い女が連れの男に不安そうに話しかけた。
『最近また増えてるんだってね。血を吸われる人』
窓の外の百貨店の垂れ幕をぼんやり眺めていた僕は、思わず耳をそばだてた。噂によると前回の事件は、昼日中にここから二駅の小粋な商店街で起きたからだ……」
続きはこちら(mixi内)
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昨年末にコンテストに提出した吸血鬼掌篇です。
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『通訳翻訳ジャーナル』2008年春号の特集「翻訳者のためのパソコン活用検索術」として、「検索のツボ」という記事を書きました(48~52ページ)。現代の翻訳者が今使っている、また使うべき環境について分かりやすくご紹介しています。
「探している情報がパソコンですぐに見つけられる」と言い切れる自信のない方は、ご一読いただければお役に立てるかもしれません。
189ページの拙連載「デジタル翻訳者の道具箱」もお忘れなく。今回のテーマはお待ちかね、翻訳ソフトについてです。
道具箱の冒頭で取り上げた、広辞苑の誤りについての補足です。「在原行平」についても誤りが指摘されましたが、広辞苑の(少なくとも)第四版(1991)と第五版(1998)で、「最上級」の英語訳がsuperativeと記載されています。正しくは、superlativeで"l"が入ります。以下は第五版の1037ページです。
第六版では英語表記そのものがなくなっています(1090ページ)。
もちろん、広辞苑だけに問題があるわけではありません。前述の「検索のツボ」特集でも書いているように、どんな辞書も鵜呑みにせず、複数の辞書を 串刺し検索して確認した方がいいですね。
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通訳翻訳WEBでの拙連載「パソコン レベルアップ講座」が更新されています。
「『なかなか思うとおりの翻訳をしてもらえない』『結局自分で全部翻訳しなおすはめになった』という声は、翻訳発注者から少なからず聞きます。また、翻訳者として受注する側の立場では、なかなか要望があっても伝えることが困難かもしれません。翻訳の発注側と受注側の意思疎通がうまくいってないと、双方にとって悲惨な結果になります。今回は発注側の立場から『翻訳者によい翻訳をしてもらうために』何ができるか、発注者が最低限知っておくべきことをいくつか考えてみます……
続きと他の画像は「翻訳発注者が知っておくべきこと」へどうぞ。
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『通訳翻訳ジャーナル』2008年2月号が発売されています。
拙コラム「デジタル翻訳者の道具箱」はGmailの紹介です。
「仕事の連絡をする際に、電子メールは非常に重要なものとなっていますが、意外に使いこなされていないこともあるようです。たとえば、特定の相手との一連のメッセージのやり取りをすぐに見つけるのは、簡単なようで意外に難しいものです。……」
86~88ページで私がパネルディスカッションの司会を務めさせていただいた、JTF第17回翻訳祭のレポートも掲載されています。
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拙作の怪談「蚊帳の外」が収録された、『てのひら怪談2』がポプラ社から刊行されました!
「蚊帳の外」―「万年助教授の『僕』が土佐の山村で出会う『怪』!」
ご感想もお待ちしております。
11月末には「吸血鬼」コンテストに10編提出しました。無理に書いたのではなく、書き始めるとけっこうアイデアが出てきたのです。もしかしたら最多数応募かとも思いましたが、これより多く出された方がいらっしゃったようですね。 「蚊帳の外」と同じような旧仮名遣いで1作書いてみましたが、友人にチェックしてもらうと間違いだらけでしたね。
それにしても出版社の方、ケータイ文学とはひと味違う、掌編の賞を作ってみませんか?(本気です)
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ラデャード・キプリング作、拙訳の「モウグリの兄弟たち」(『ジャングル ブック』より)が、横浜第103団カブ スカウトで紹介されました。
『ジャングル ブック』は、カブ スカウトのモデルとなっているそうです。
『ジャングル ブック』は他の作品と比べて、これまであまり注目されていなかったのですが、こうやって使ってもらえるとうれしいですね
ただ、訳のほうはちょっと前のものなので、恥ずかしいです。この作品は、あえて「子どもっぽく訳さない」という方針で訳しました。もともと原文には、子どもっぽさは微塵もないのです。また、次のような方針もありました。
日本語としての「自然さ」よりも、翻訳的文体の味を重視しています。
それでも今もう一度訳すとしたら、訳し方の方針や基準が異なるでしょうね。原文に対する責任が生まれる「翻訳」よりは、創作のほうがやはり気楽だと思います。
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拙作の怪談「蚊帳の外」が、ポプラ社刊『てのひら怪談2』に収録予定です。今から予約をされるといろいろ特典があるそうです。わくわく。
「蚊帳の外」―「万年助教授の『僕』が土佐の山村で出会う『怪』!」
今日、著者校正をしました。八百字は、怪談にはちょうどいい長さのように思います。これより長くても別にいいのですが、怖さのポイントは、意外にコンパクトなものです。
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メトロ文学館入選の賞としてメトロ文化財団から、中吊り広告ポスターが届きました。あーはずかし。B3という大きさは、手に取るとけっこう大きなものです。
10~12月のあいだ、東京メトロ全線に掲載されるそうですが、私自身は貼られているところをまだみてません。実はレアものなのかもしれません。見かけた方はたぶんラッキーな方ですので、お知らせください。
以前に衆人環視の中、女子高校生が中吊り広告を取り外して持っていくのを目撃したことがあります。勝手に取ってゆくのはいけませんが、拙作の中吊り広告がそんな目に遭うとちょっとうれしいかも。
副賞として万年筆(モンブランのマイスターシュトゥック)と商品券も届いたのですが、これについてはまた後日。
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西荻窪てのひら怪談で特別賞を頂いた拙作が期間限定で公開されています。
http://www.poplarbeech.com/kaidan/nishiogi/nishiogi.html
背景の、けなげに梯子を登る猫は、この作品のためにあやさきんぎょさんが描いてくださったものです。
ご感想もお待ちしております。
(↓人気ブログランキングに参加してみました。)
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「蚊帳の外」(800字版)が、福澤徹三様の選により「第5回ビーケーワン怪談大賞ベスト50」に入りました。最後の1行を誤って送信し損ねたのですが、評によると「なくてもいいのでは」とのこと。そう言われてみるとなくてもいいような……。
応募作品は総数663作品。みなさんレベル高いです。 こちらは選考会議レポートでの評です。 東雅夫様によると私は「器用貧乏」だそうです……。 次はがんばろっと。
ちなみに怪談大賞に応募したのは以下の4編です。現在は吸血鬼掌編に挑戦中です。
土佐の山村に招聘された万年助教授が遭遇する怪!
幼い日の田舎の思い出に潜む異界への入り口!
最新技術が暴き出す霊の叫び!
駅で遭遇した事故が不幸な目撃者にもたらした結果は?
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拙著『世界に通じる学校――国際学校UWCの異文化理解教育』のパンフレットを作成しました。PDF形式でダウンロードできます。
http://cosmoshouse.com/works/uwc-book/
UWCというのは宗教でもなんでもなく、(むしろ特定の宗教と関係なく)、本気で世界平和について考えている人たちが作った学校です。世界平和なんて、映画やテレビのヒーローだけが口にする言葉と思われているかもしれません。でも若いうちにいろんな国の高校生が一緒に生活して学ぶと、いろんなことが見えてきます。
UWCは応募時に一年生の高校生ならだれでも出願でき、合格すれば奨学金がもらえます。
関心のある方に配ってくださいね。
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メトロ文学館の秀作に入選しました。
http://scope.metrocf.or.jp/gallery/bk_index.html
拙作の詩「眠り姫」が、美麗な写真とともに中吊りポスターになって2ヶ月間、東京メトロ全線に掲載されます。
それを読んだ国語教師が出来映えに感心して出版社に推薦し、国語の教科書に載る……というのは単なる妄想です。
蒼井優主演で映画化される……というのも妄想です。
10月からなのでまだ先ですが、見かけたときは大声で朗読してください。なんてね。
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今日は東京国際ブックフェアに行ってきました。いろんな方とお話しし、世界中の珍しい本を目にしていると時間があっという間に経ってしまいます。
田原総一朗氏の講演も聴いて、質疑の時間に質問しようとしたら、ついに指名してもらえませんでした。ちなみに私の質問は「出版界に注文をつけるとしたら何か」というものでしたので、答えていただけたにしても答えづらいものだったとは思いますが。こういう質問をしようとするので一部で誤解されているのかもしれませんね。
さて、日外アソシエーツさんのメルマガで掲載していただいている拙コラムがブログ形式になって読みやすくなりました。
パソコンで仕事する上で役立つ情報をいろいろご紹介しています。こちらに各回のタイトルを出していますのでお好きなところからどうぞ。
http://transpc.cosmoshouse.com/news.htm#nichigai
開いたページからは、コメントなども残していただけます。
最新号の購読はこちらからどうぞ。
http://tran.blog.shinobi.jp/
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拙作の掌編「本々の神」で西荻てのひら怪談特別賞を頂きました。
http://blog.bk1.co.jp/genyo/archives/2007/06/post_959.php
西荻窪のこちらのイベントで配布されるとのことです。もう定員のようですが。
http://blog.bk1.co.jp/genyo/archives/2007/04/post_895.php
写真は池袋の本格ナシ・ゴレン。
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日本沈没。漢字四文字で済む話を、小松左京は上下巻二冊分に引き延ばした。たいしたものである。いつか読めばいいや、という気持ちで今まで読まなかったが、やはりこれは読んでおくべき作品だった。
この作品の凄さは、やはり専門用語のオンパレード、科学的描写の緻密さだ。「フィクションなんだからそんな細かいところを書かなくても」ということでは満足できないのだろう。その緻密さには頭が下がるが、娯楽として「面白いか」は別問題だ。この「もっともらしさ」のおかげで、科学的にはどこまで信用できるか分からない。これがSFであることは間違いない。たとえば、21世紀になっても日本には一万メートル潜れる潜水艇はない。せいぜい6500メートルである。真に教育的なものを書きたければノンフィクションにすればよさそうだが、そういうわけでもないのだろう。この作品のインパクトが今さら感じられないのは、日本の社会にすでに浸透してしまったからなのかもしれない。
ある種の無神経さと視野の狭さ、時代的な限界も感じる。2006年現在では、本作中の各国の反応は、保守系新聞的な陰謀妄想の域を出ない、と感じられる。発表当時は、世論は今よりももっと疑心暗鬼だったのだろう、とも思ったが、一進一退で、結局は今ともそれほど違いがないのかもしれない。
ハリウッドでリメイクされるとしたら、日本沈没を阻止するために隠れたヒーローが立ち上がった、みたいな話になるのだろう。それがいいか悪いかはともかくとして。
人間ドラマ的としては散発的で、「おまけ」でしかない。どいつがどいつなのか、読むうちに混乱してくる。『24』などではミクロとマクロのドラマが見事にかみあっているのだが。
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http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/4557_12112.html
海の上に浮かぶ城のような最高軍事機密の発電所があって、その秘密を聞き出そうと拷問を加える。 必死に耐えるスパイ。
……という話ではないことは本文をお読みいただければ分かる。 そうだったら、それこそ海野十三が書きそうな話だが、別に関係はないようだ。
初出が、1896(明治29)年1月。やはり人間は五十年や百年程度では変わりはしないものだ。
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