夏の怪談掌篇(期間限定公開)「ロッカーの中」
「深夜二時も過ぎ、眠らぬ街の駅の地下道でも人通りはまばらだ。巡回中の田嶋は、薄暗いロッカーコーナーの前に人影を見た。荷物を出し入れしているようではない。ひとまず順路と点検事項をこなした後で戻ると、まだいるので近づいた。老女がロッカーのキーに何かを一つ一つ結びつけている。田嶋はまだ入社して二か月なので、どう扱うべきか困惑した……」
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