【三百字小説】ある天国の在り方
「ある天国を、僕は少しだけ覗いてきた。
色とりどりの花が咲き誇る緑の丘を、小川が流れる。草や水が裸足に心地良い。
大樹の木陰に一台の大型テレビがあった。天国の住人たちは、小鳥の歌を聞くでもなく、テレビの前に群がって画面を一心不乱にみつめていた。
その鮮明な大画面の中では悲しいニュースが流れていた……」
| 固定リンク
「創作掌編」カテゴリの記事
- 匂い無く 手にも触れ得ず 闇桜(2009.04.15)
- この春も 独り木の花(このはな) 咲き過ごす(2009.04.15)
- ながるるは 時ばかりなり 花細流(2009.04.10)
- 池底の 桜も観んと 酔船客(2009.04.09)
- 青布に 名残り土の香 花ノ宴(2009.03.31)


コメント