名古屋・昼下がりのモーニング
仕事で名古屋に行った。
名古屋は初めてである。四人連れで車で移動する。仕事の話も無事に済んで、郊外にある喫茶に立ち寄った。ちょっと見た目には営業しているかどうかも分からない。店の外には尋常でない数の置物が並べてある。怪しさがドクドク溢れ出ている。I氏は着くなり首をかしげていたが、確かに営業しているようではある。
同行の人たち全員がアイスコーヒーを頼んだ。
そこで私は不意打ちを食らった。ゆで卵が四つ出てきたのである。モーニングというにはあまりにも遅い時間だ。
「名古屋の喫茶では『いろんなもの』が出てくる」
確かにそういう知識が頭の片隅にはあった。
なるほど。これがそうか。もちろんアイスコーヒーもちゃんと出てきた。バウムクーヘンのような菓子もついている。ミルク ピッチやーもあるのだが、砂糖もガムシロもない。最初から入っているのである。ミルクの有無は選択できるが、甘さの有無の選択肢はない、ということ。
なぜか「つゆだくコーヒー」という言葉が浮かんだ。いや、そういうものがあるわけではないが、出てきても不思議ではない。日本の中でもカルチャーショックは味わえる、ということを確認させてくれた出来事だった。
名物の味噌カツ
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